
ワーホリに行くなら、結局どこが一番稼げるの?

ワークだけでなくホリデーも楽しめるのはどこ?
こんにちは、けんぞーです。
私はこれまでメルボルン、バンクーバー、オークランドの3都市にワーキングホリデーで合計3年以上滞在してきました。
最近、メディアやSNSで「ワーホリ=出稼ぎ」という言葉をよく見聞きします。
確かに、円安や物価高の影響もあり、時給が日本と比べて高い海外で、しっかり稼ぎたいと考える人が増えているのは事実です。
英語圏として人気の3カ国(オーストラリア・カナダ・ニュージーランド)は、都市や時期によってその実情が大きく変わってきます。
この記事では、私が実際に3カ国で生活し、そこで経験したリアルな
「どこが一番稼げるのか」、「どんな生活になりやすいのか」
を、できるだけ客観的に整理していきます。
これからワーホリを考えている方が、自分に合った国・都市を選ぶための材料になれば嬉しいです。
- 3都市のワーホリで稼げる金額・チップ事情
- 生活費・家賃・物価のリアル
- ワークライフバランスの実態
【一番稼げるのはどこ?】時給・チップ・実質賃金の比較
ワーホリ渡航者にとって、最大の関心事のひとつは
「どれだけ稼げるのか?」「どの国が一番稼げるのか?」ではないでしょうか。
結論から言うと、今回紹介する3都市では以下のよう傾向があるように感じます。
- 安定して稼ぐ ➡︎ オーストラリア
- チップによる爆発力・アクセントの少ない英語の勉強 ➡︎ カナダ
- ワークだけでなくホリデーも重視する ➡︎ ニュージーランド
「ワーホリはどの国がいい?」「ワーホリでどこが一番稼げる?」
こうした疑問を持つ方に向けて、私自身が滞在・就労した3都市を比較します。
2026年1月現在の賃金比較表
以下は、レストランでサーバー/ウェイターとして働いた場合の賃金目安です。
| 比較項目 | メルボルン(オーストラリア) | バンクーバー(カナダ) | オークランド(NZ) |
| 最低賃金 | AU$24.95 (約2.600円) | C$17.40 (約1,960円) | NZ$23.50 (約2,110円) |
| 実質賃金 | $31.18〜 (カジュアル雇用) | $25〜$40+ (チップによる) | $25.00〜 (多くの場合) |
| チップ | 任意(期待値低) | ほぼ必須 | 任意・ほぼなし |
| 貯金のしやすさ | ★★★★★ (最も安定) | ★★★★☆ (シーズンによる) | ★★★☆☆ (バランス型) |
カナダの最低賃金は一見かなり低く見えますが、飲食業ではチップが加算されるため、結果的に他国と同等以上になるケースも多いです。
メルボルン:最強の武器「カジュアル雇用」と「ペナルティレート」
時給に25%上乗せ「カジュアル雇用」
オーストラリアで働く最大のメリットは、「カジュアル(Casual)」という勤務形態にあります。
これは日本で言うアルバイトに近いですが、有給休暇や傷病手当、週の労働時間保証などがない代わりに、最低時給に25%の上乗せ(Loading)されます。
- 有給休暇や病欠手当はなし
- その代わり、最低時給+25%のローディング
➡︎働き始めた初日から実質最低時給は AU$31.18(約3,200円)
しかし、その反面カジュアル雇用はシフトや雇用条件が不安定で、『突然の解雇』『突然のシフトキャンセル』などリスキーな面もあるので要注意です。
週末出勤で割増「ペナルティレート」
さらにオーストラリアの賃金で特徴的なのが、「ペナルティレート」と呼ばれる割増賃金制度です。勤務先の業種によりますが、以下のように賃金がさらに上がります。
- 土曜日:時給 1.5倍 ➡︎ $37.42/h
- 日曜日:時給 1.75倍〜2倍 ➡︎ $43.66〜$50/h
- 祝日:時給 2倍〜2.5倍 ➡︎ $50〜$62.37/h
※業種・職種によってレートは異なる
「仕事と家の往復」というストイックな生活でも、業種によっては日曜日にシフトを入れるだけで時給は約$45(約4,600円)、さらに祝日に働くと時給はなんと$50を超えます。
チップという不確定要素に頼らず、働いた時間分だけ確実に大金が積み上がる。これがオーストラリアの圧倒的な強さです。
バンクーバー:チップが時給以上!?
カナダの最低時給は3カ国で最も低いですが、ここには他国にはない「チップ文化」という爆発力があります。
私の友人の例ですが、夏の繁忙期に1ヶ月のチップだけで約C$5,000(約56万円)の収入がありました。
これに加えて時給分の給与が支払われていました。
私のいたバンクーバーは
- 夏〜秋に観光客が集中
- クルーズ船寄港・自然観光が豊富
そのため、接客スキルがある人にとっては短期で最も稼げる都市です。
ただし、1月〜3月など冬の閑散期はチップが激減するため、時期選びが運命を分けます。
- 初めから大きなチップは狙えない
→ カナダではサーバーとして高額チップを得るには、多くの場合で経験・下積みが必要 - 下積み期間が必須なことが多い
→ サーバーアシスタントなどの補助業務を経て、サーバーへ昇格、チップを稼ぐ - 求められるスキルは高い
→ 日常会話以上の英語力・料理やお酒の知識・接客能力
➡︎ ワーホリでカナダの飲食業界に挑戦するなら、まず基礎経験と英語力を意識することが重要
オークランド:稼ぎは控えめ、でも「体験」はプライスレス
正直な体感として、3カ国を経験した私の感覚では、オークランド(NZ)は最も貯金がしにくい国でした。
- 割増賃金・チップなし
- インフレによる物価高(卵1パック1,000円以上)
しかし、NZの真価は「稼ぎ」の先にあるアドベンチャー性にあると私は思います。
休日に車を30分走らせれば、ロード・オブ・ザ・リングのような雄大な景色が広がり、固有の動物たちや手付かずの自然と触れ合える。
稼ぎを優先するなら他の場所かもしれませんが、人生の「豊かさ」や「冒険」を求めるなら、NZに勝る場所はありません。
私は今まで20カ国以上を旅しニュージーランド縦断のロードトリップもしましたが、胸を張ってニュージーランドでの経験は唯一無二だと言えます。
ニュージーランド縦断の旅については以下の記事で紹介しています。ぜひ合わせてご覧ください。
それぞれの街の特徴、メリット、注意点
ワーホリはワーキング+ホリデーであり、重要なことは、「働くこと」と「生活の楽しみ」をどう両立できるかです。都市ごとに生活リズムは大きく違います。以下に街の特徴をまとめました。
メルボルン(オーストラリア)
- 特徴・メリット
- 今回比べた3つの都市の中では最大都市で交通・お店の利便性が高い
- カフェ文化、バーやナイトクラブなどのナイトライフが盛ん
- カジュアル雇用 × ペナルティレートでの極めて高い賃金
- 日本との時差ほぼなし
- 日本食やアジア系食材は豊富
- 注意点
- 都市部の活気が強く、人混みが苦手な人は注意が必要
- 中心部では家探しが激戦
バンクーバー(カナダ)
- 特徴・メリット
- 都市・自然・人口のバランスが◎
- 夏は日照時間が長く(22時まで明るい)、活動的に過ごせる
- ビーチ・ハイキング・スキー場などのアウトドアへのアクセス抜群
- アクセントの弱いアメリカ英語が学べる
- アメリカ国内へ旅行する際のアクセスが抜群
- 注意点
- 街の中心部近くでは家賃が高額・治安状況に注意が必要なエリアもある
- チップ文化のため外食が高額になる
- 夏季以外は曇り・雨が多く、天気で気分が左右されやすい人は要注意
オークランド(ニュージーランド)
- 特徴・メリット
- 自然が身近で、週末や仕事終わりのアウトドアが楽しめる
- 夜になると街が閑散とする落ち着いた雰囲気
- クラブやバーなどナイトライフはほかと比べるとやや落ち着き気味
- 小規模都市のため、生活リズムがゆったり
- 注意点
- 物価高によって生活費が高額になることがある
- 求人の絶対量が少なく、仕事探しが難航することも
- ユニクロ、無印、アマゾンなどがない、あるいは配送に時間がかかる
街の規模、生活に必要な費用
| 都市 | 街の規模 (3都市比較) | 平均家賃 (シェアハウス) | Living Wage (生活賃金) | 注意点 |
|---|---|---|---|---|
| メルボルン | 大 | AU$1,285/月 (¥135,000) | 約AU$30 (¥3,140) | 住宅難 |
| バンクーバー | 中 | CA$850/月 (¥95,000) | 約C$27.50 (¥3,100) | 不安定な天候 |
| オークランド | 小 | NZ$1,300/月 (¥117,000) | 約NZ$29 (¥2,600) | 物価高 |
後悔しない都市選びのヒント
都市選びは自分の優先度に合わせるのが鍵です。
以下を参考に、滞在目的・生活スタイルに合った都市を選びましょう。
- 英語力に自信がない場合
- 落ち着いた都市で生活リズムを整えると慣れやすい
- 貯金を最優先したい場合
- 安定した時給・雇用環境がある都市で働く
- 精神的な余裕・自然重視の場合
- 自然に囲まれた都市でアウトドアや余暇を楽しむ
ワーホリ生活のコツ
- 「仕事と家の往復」も悪ではない
- 計画的に稼ぐことで、次の都市や旅行先で自由度が増える
- 都市ごとの特徴を理解して、自分の目的と生活スタイルに合わせることが重要
まとめ
ここまでご覧いただきありがとうございました。
メルボルン・バンクーバー・オークランドを比較してきましたが、どの国もそれぞれ魅力があり比較が難しいというのが正直な感想です。そんな中でも実体験のもと客観的事実を記事にまとめました。
大切なのは、
- 稼ぎに重きを置くのか
- 英語学習・海外経験に重きを置くのか
自分がワーホリの1年に何を求めているのかを、出発前にある程度言語化しておくことだと思います。
「とにかく貯金を作りたい」、「英語を使う環境に身を置きたい」、「日本ではできない生活をしてみたい」
正解は一つではありません。
この記事が、あなた自身のワーホリの軸を考えるきっかけになれば幸いです。


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