【絶景の星空&ハイキング】Lake Tekapo・マウントクック体験記&おすすめスポット

Lake_Tekapo_Cover Blog

こんにちは、けんぞーです。

南島ロードトリップ関連記事、第3弾は クライストチャーチからレイクテカポを目指す旅

ロードトリップ全体のまとめ記事はこちらからご覧になれます。

さて、今回の目的地はLake Tekapo(レイク・テカポ)。その目的は、ニュージーランド屈指の星空アオラキ/マウントクック フッカーバレーハイキングです。

クライストチャーチを出発し、道中の街で立ち寄ったグルメやカフェ、そしてターコイズブルーの湖が広がるプカキ湖
そこからたどり着いたレイクテカポでは、善き羊飼いの教会や湖畔散歩、そして忘れられない満天の星空が待っていました。
さらに足を延ばしてマウントクック国立公園へ。短いトレッキングでも氷河や雪山の迫力を間近に感じられ、自然の雄大さに圧倒されます。

この記事では、私の実体験を交えながら おすすめスポットや注意点をリアルにご紹介
これから南島をロードトリップする方の参考になれば幸いです。

この記事でわかること
  • クライストチャーチ ⇄ Late Tekapo で立ち寄りたいスポット
  • Lake Tekapo周辺・マウントクック情報
  • Lake Tekapoでの星空観察について

1日目:クライストチャーチからLake Tekapoへ

9:30 クライストチャーチを出発

この旅は、朝9:30にクライストチャーチを出発するところから始まりました。
できるだけ早めに出発したかったところですが、冬のニュージーランド、特に南島は朝方、路面凍結の恐れがあり、日が上り気温がある程度上がってからの出発となりました。

Lake Tekapoに向けて、南島らしい山々を眺めながら、およそ4時間のドライブとなります。

11:30 休憩にぴったりのBarkers in Geraldine

こちらはクライストチャーチから車で2時間ほどの街ジェラルディンにあるBarker’s Food Store & Eateryです。

ここはNZ全土で人気なジャムやソースで有名なブランドで、店内にはNZのスーパーでよく見かける瓶詰め商品がずらっと並んでいました。試食コーナーではジャムハマス(ディップペーストのようなもの)、ソースなどの試食ができ、思わず長居してしまいます。
日持ちもするので、お土産にもぴったりです!

クライストチャーチ・Lake Tekapo間を車で移動する際、にはぜひ立ち寄って欲しいスポットです!

特に印象的だったのは、スパークリングウォーターの試飲。自分でフルーツシロップを入れてカスタマイズでき、ドライブの気分転換にぴったりでした。

カフェ・レストランも併設されていて、ランチやコーヒーブレイクにも最適です。カフェで食事をする際には、サービスステーションにBarker’sの商品が用意されており、無料でソースやジャムのトッピングが楽しめます!

詳細情報
  • 所在地71 Talbot St, Geraldine 7930, New Zealand
    • クライストチャーチから2時間
  • 公式HPBarker’s Food Store & Eatery
  • おすすめポイント
    • ジャム・ソース類の試食、スパークリングウォーター体験
    • 併設カフェでのランチ。無料トッピング
  • 費用:入場・試食無料、カフェ・レストラン別途
  • 滞在時間:30分〜

14:00 Lake Pukaki(レイク・プカキ)

レイク テカポを一度通り過ぎ、そのまま車を走らせてレイク プカキへ。目の前にはターコイズブルーの湖が広がり、あまりの透明感に息を呑みました。

湖の向こうには雪に覆われたアオラキ/マウントクックが広がり、息を呑む絶景でした。

詳細情報

Mt Cook Alpine Salmon – Lake Pukaki Shop

Lake Tekapo周辺のサーモンといえば、Lake Tekapo湖畔の「Kohan Restaurant」が有名ですが、Lake Pukaki湖畔のビジターセンター内にある「Mt Cook Alpine Salmon – Lake Pukaki Shop」でも、絶品サーモンがテイクアウトして食べられます。

$15/100gとレストランで食べるよりも、お買い得にサーモンを楽しめます。
可能であれば、ご飯を持参することで、簡単サーモン丼を自分で作ることもできます!

こちらのサーモンはニュージーランド南アルプス山脈沿いで養殖された、脂ののった新鮮なサーモンでとにかく絶品。予想を遥かに超える贅沢な味でした。天気が良ければ、湖の向こうにマウントクックの山々を望むこともでき、絶景に包まれたひとときでした。

詳細情報

15:30 Lake Tekapo到着・宿泊先Haka House チェックイン

Lake Tekapoに戻り、宿泊先の「Haka House」にチェックインしました。本当は個室に泊まりたかったのですが、日程が新月前後だったせいか、どこも満室かかなり高額だったため、今回は4人部屋のドミトリーを利用しました。

宿のロケーション・設備・部屋は良いのですが、宿泊中、共同キッチンは夕方になると大混雑でした。

ホステル宿泊に慣れていない観光客も多いのか、食器や調理器具を片付けずにそのまま置いていく人もいて、正直オーバーキャパシティ気味でした。

これから泊まる方は、自炊するなら時間をずらすのが安心です。

詳細情報

善き羊飼いの教会で夕暮れ散歩・星空観察

チェックイン後は湖畔を散歩しながら「善き羊飼いの教会」へ。小さな石造りの教会はとても可愛らしく、写真スポットとして大人気です。

ただし、日中はとても混雑していて、写真を撮っていると横から観光客がどんどんフレームインしてきます。
私自身も落ち着いて撮影できないほどでした。

雰囲気をゆっくり楽しみたいなら、朝早くや夜遅めの時間帯を狙うのがおすすめです

詳細情報

善き羊飼いの教会は現在も礼拝に使われている現役の教会です。
観光で訪れる際は、注意書きをよく読み、静かに見学し、敬意を持って過ごすことを心がけたい場所です。

19:30〜 星空観賞:一生忘れられない夜

iPhone 15proで撮影
iPhone 15proで撮影

夕食を終えたあと、星空観察へ。
Lake Tekapoは「国際ダークスカイ・リザーブ」に指定されていて、人工の光がほとんどありません

この日は新月で雲もなく、満天の星空が広がり、思わず息をのみました。天の川もくっきりと見れて、今まで見たどの星空よりも美しく、感動で言葉を失ったほどです。

夜早い時間は観光客も多く、教会の周辺は夜でも賑やか。大声で話している人もいて、静かに星空を眺めたい人には少し不向きかもしれません。夜遅めに出直すと人が減り、より落ち着いた雰囲気で観賞できます

冬場は気温がかなり低くダウンジャケット・手袋・帽子は必須です。
さらに街灯がないので、懐中電灯やスマホライトも用意しておくと安心です。

星空観察は新月前後を狙って!

レイクテカポで星空を観察するときにおすすめしたいのが、新月前後を狙って訪れるということ。

月明かりが少なければ少ないほど、周りの光がほとんどないレイクテカポの夜は真っ暗になります。

そのため夜空には天の川までくっきりと見え、写真撮影にも最適です。滞在日数に余裕を持たせ、天候や月齢に合わせて予定を組むのがポイントです。

こちらからLake Tekapoの月齢カレンダーがチェックできます。
可能であれば新月の日にLake Tekapoを訪れられるように、スケジュールを組むことをおすすめします。

Moon Phases 2025 – Lunar Calendar for Lake Tekapo, New Zealand
The Moon phase calculator shows exact times of the various moon phases for Lake Tekapo, New Zealand in year 2025 or in o...

私が訪れた日はちょうど新月で、数えきれないほどの星が広がっていました。今まで見た中で一番美しい星空で、言葉を失うほど感動しました。観光客が多い時間帯を避けて夜遅くに行けば、静かな雰囲気の中で満天の星を楽しめます。

2日目:マウントクックへ

10:00〜 Hooker Valley Track

早朝は路面凍結の恐れがあるため、日が上り気温が上がった朝10時にLake Tekapoを出発してマウントクック国立公園を目指しました。アオラキ/マウントクックはNZで最も高い山で、多くの登山家たちを魅了してきました。

マウントクック周辺のハイキングコースの1つ、「Hooker Valley Track 」はマウントクックを代表するハイキングコースで、通常往復3〜4時間で氷河や山々を眺められ、気軽にマウントクックを楽しめる、比較的歩きやすいハイキングコースとなっています。

残念ながら2025年4月より途中3つある吊り橋のうち2つ目の吊り橋の手前から工事中で、それ以降のトラックが2026年秋まで閉鎖されています。
それでも1つ目の吊り橋からの雪山や氷河の景色は圧巻で、これだけでも大満足。
ちなみに、この吊り橋は高所恐怖症の人には少しハードかもしれません

引用:https://www.doc.govt.nz/hooker-valley-track
マウントクックでのハイキングについて

マウントクック登頂は上級登山者向けで専門装備や経験が必要ですが、観光客が気軽に楽しめるハイキングコースも豊富です。特に有名なのが以下のコース:

  • Hooker Valley Track(フッカーバレー・トラック)
    約3時間(往復)の人気コース。吊り橋を渡りながら、氷河湖とマウントクックを間近に望むことができます。道は平坦で歩きやすく、初心者にもおすすめ。
    ➡︎ 2025年4月〜2026年秋まで工事のため2つ目の吊り橋手前から通行止め
  • Tasman Glacier View(タスマン氷河展望)
    階段を登る短いコースですが、ニュージーランド最大の氷河と氷河湖を一望できる絶景ポイント。
  • Sealy Tarns Track(シーリーターンズ・トラック)
    約3〜4時間、急な階段を登るややハードなコース。登った先からはマウントクックや周囲の山々のパノラマビューが広がります。

どのコースも天候に左右されやすいので、事前の天気チェックと十分な装備(防寒・日焼け止め・水)は必須です。

詳細情報

Tasman Glacier View(タスマン氷河ビューポイント)


次にタスマングレーシャーの展望スポットへ。こちらは、ニュージーランド最大の氷河を望む展望ポイントで、急な階段を15分〜20分ほど登った後に辿り着く、氷河湖と山々の景色が見られるビューポイントです。
時間と体力があるならぜひ立ち寄りたい場所です。

詳細情報

費用

宿泊費

Late Tekapoでの宿泊は、Haka House で4人部屋・プライベートバスを利用しました。
宿泊費は、2泊:$299.56/2人 ➡︎ 1泊:$74.89/1人でした。

Lake Tekapoでは宿泊施設に限りがあり、シーズンや月齢によって値段が大きく変動します。

今回はホステルでドームルーム、いわゆる相部屋に宿泊したにもかかわらず、ロードトリップを通して、最も高額な宿泊の一つとなりました。

宿泊先Haka Houseでは相部屋だけでなく、プライベートルームも提供していますが、今回の日程では予算オーバーだったので見送りました。

  • 2泊:$299.56/2人 ➡︎ 1泊:149.78$/2人
    ➡︎ 2泊:$149.78/1人 (1泊:$74.89/1人)
  • 滞在先:Lake Tekapo湖畔のホテル・ホステル Haka House

食費

食事はLake Pukakiのサーモン以外はスーパーで購入したもので自炊しました。

Lake Tekapo周辺には4squreという、他の大手スーパーWoolworths、New Worldなどと比べてやや高額なスーパーが1軒あるのみです。
レストランもいくつかありますが、他の観光地などと比べると割高なので、事前にしっかり食事プランの計画を立てることをおすすめします。

  • Mt. Cook Alpine Salmon(昼食@Lake Pukaki):$15.00/1人
  • スーパー(2日分の夕食・トリップ中の朝食・お酒):$102.25/2人 ➡︎ $51.13/1人
  • 合計費用$66.13/1人

ガソリン

  • ガソリン費:$156.95 ➡︎ $78.48/1人
  • クライストチャーチ → Lake Tekapo & マウントクック往復

合計

  • 合計金額:$588.78/2人 ➡︎ $294.39/1人

すべての合計は一人当たり$294.39となりました。1日あたりは、$147.195/1人となりました。

宿が他の場所と比べて高額だったとこ、備蓄用の食品を買い足したことなどでやや高くつきましたが、許容範囲内でした。

まとめ

ここまで読んでいただきありがとうございます。

クライストチャーチからレイクテカポを経由し、マウントクックを訪れる2泊3日の旅は、星空や湖、氷河などニュージーランド南島の魅力を凝縮したコースでした。

テカポでは観光客が多く訪れるため、時間をずらして静かな時間を狙うのがおすすめです。

また、天候次第で星空の見え方も大きく変わるので、複数日の滞在を計画すると安心です。
ぜひ皆さんも、自分だけの南島ロードトリップを楽しんでみてください。

Comments