NZのゴールドラッシュを支えた街Oamaru&Dunedinを案内【おすすめスポット&滞在記】

oamaru_cover Blog

こんにちは、けんぞーです。

南島ロードトリップ関連記事、第4弾は Oamaru(オアマル)& Dunedin(ダニーデンです。

ロードトリップのまとめ記事はこちらからどうぞ!

Lake Tekapoを出発し、多くの人がクイーンズタウンあるいは、クライストチャーチ方面を目指すところ、私は南島の南東にある小さな港町Oamaruに寄り道しました。

その理由は野生のペンギンをみるため。日本ではなかなか見られない光景が、この町では夕暮れどきに訪れるのです。

さらに歴史ある街並みやマーケット、そしてスコットランド色の強いDunedinへの日帰り旅まで、見どころ満載の2泊3日となりました。

1日目:Oamaru観光・ペンギン観察

1日目
  • 10:00
    Jack Rabbit Cafe

    Lake Tekapoに別れを告げるコーヒー

  • 11:00
    Lake Tekapo 発

    途中Night’n Dayで軽食

  • 13:30
    Oamaru 着
  • 14:00
    Oamaruビジターセンター・博物館訪問

  • 15:00
    Oamaruの街を散策

    ビクトリア朝時代の建築様式

  • 16:00
    チェックイン&軽食
    ペンギン観察まで待機
  • 17:30
    ペンギン観察開始
  • 18:00
    最初のペンギンを確認
  • 19:15
    ペンギン観察終了
  • 19:30
    ベルギービール
  • 20:00
    ブリューワリーでピザ&ビール

Jack Rabbit Cafe(Lake Tekapo)

出発前に立ち寄ったのは、テカポ湖畔にある人気カフェ Jack Rabbit Cafe

地元客から観光客まで賑わう湖畔カフェ。テラス席からの眺望はまさにテカポの醍醐味です。青く澄んだ湖と山々を一望でき、優雅な朝食またはコーヒータイムが楽しめます。

詳細情報

Oamaru散策 「歴史ある街並み」

Lake Tekapoから約2時間半で到着するOamaru

Oamaruは19世紀に南島の経済を支えた港町で、白い石造りの建物群や古い線路が残り、歴史散策に最適です。

Whitestone City

まずは、ビジターセンター内にあるWhitestone Cityへ。こちらは、博物館のようなところで、動画や展示を通して、Oamaruが19世紀に港町として栄えた歴史や文化を無料で学べます。

小さな町ながら深いストーリーを持つことに驚きました。館内には昔の自転車を模したメリーゴーラウンドもあり、遊園地気分で楽しめます。

入場は無料で、出口で自分が見合うと思う金額を”寄付”するというシステムで運営されています。

詳細情報

野生ペンギン観察

日没後訪れたのは、Oamaru名物の「ペンギン観察スポット」。
Oamaruの海沿いには野生のBlue Penguinが生息しており、日没をすぎると、海からペンギンが帰ってきます。

その様子をほぼ確実に見られる「Blue Penguin Colony 」がOamaruにはあります。
しかしこちらは有料。しかも$45〜とかなりいいお値段

でも安心してください、無料でも見られます

それがこのBlue Penguin Colonyのある施設の側の岩場で、巣に帰ってくるペンギンを見ることができます。

私は2泊ということもあり1日目はこちら岩場でトライし、ダメなら課金しようという魂胆でした。

日没後しばらくすると、なんとペンギンたちが姿を現し始めました!岩陰からゆっくり動き出す様子を観察できました。結局2日ともこちらの岩場に張り付き、両日とも5匹以上確認できました!!

ペンギン観察の詳細はこちらでも紹介しています。合わせてご覧ください!

詳細情報
  • 住所10 Waterfront Road, South Hill, Oamaru 9400, New Zealand
  • おすすめポイント:野生のペンギンが無料で見られるチャンス
  • 注意点
    • フラッシュは厳禁。ライトも赤い懐中電灯以外は使わない
    • ペンギンに近づきすぎない

Blue Penguin Colony(有料ペンギン観察施設)

Oamaruで最も有名なペンギン観察施設が Blue Penguin Colony
夕暮れ時になると、海から巣に戻るブルーペンギンの群れを、解説付きで快適に観察できます。

昼の部では、展示や巣にこもっているペンギンが見られます。

詳細情報
  • 住所17 Waterfront Road, South Hill, Oamaru 9400, New Zealand
  • 公式サイトOamaru Blue Penguin Colony
  • 営業時間
    • 昼の部:10:00〜17:00(展示や巣で休んでいるペンギンの観察)
    • 夜の部:18:30〜(海から帰ってくるペンギンの観察。※季節によって時間は変動)
  • 料金
    • 昼の部:大人$20、子ども$10 (5歳以下無料)
    • 夜の部:【普通席】大人$$45、子ども$28 【特等席】大人$60、子ども$36

Craftwork Brewery

ペンギン観察のあとは、ビクトリアン歴史地区にひっそりと構える、ベルギースタイルのパブへ。

ベルギースタイルビールを中心とした個性的なビールを醸造しており、通好みの味を求めるビール好きにぴったり。雰囲気もヨーロッパ感あふれる落ち着いた空間でおすすめです。

詳細情報

Scotts Brewing Co.

1日の最後に夕食を兼ねて、港の近くにある「Scotts Brewing Co.」へ行きました。
こちらは広々とした倉庫をリノベーションした人気クラフトビール醸造所で、多様なクラフトビールとピザを初めとする食事を楽しむことができます。

私が訪れたのは土曜日の夜でしたが、店内はライブミュージックが行われていて、とても盛り上がっていました。
パティオ席もあり、昼時には海風を浴びながらビールを楽しむことができます。

詳細情報

2日目 マーケット&ダニーデン日帰り旅行

1日目
  • 9:30
    Farmer’s Market

  • 10:00
    Harbour Street Bakery

    地元のベーカリーで朝食&コーヒー

  • 13:00
    Baldwin Street

    世界1急な坂道

  • 14:00
    Dunedin Railway Station

  • 14:30
    First Church of Otago

  • 15:00
    St Paul’s Cathedral

  • 17:00
    Oamaru 着
  • 18:00
    ペンギン観察

Oamaru Farmers Market & チーズロール

2日目の朝は 毎週日曜に開催されるマーケットOamaru Farmers Market を散策。地元産の食材ハンドクラフトを楽しめ、観光客にも人気。そのほか色鮮やかな野菜やフルーツ、手作りジャム、焼き菓子などが並び、地元の生活を垣間見られました。

そこで出会った「チーズロール」。ガーリックやオニオンスープを混ぜたチーズをパンで巻いてグリルしたもので、南島特にオタゴ、サウスランド地方のソウルフードだそう。想像以上に美味しく、思わずおかわりしてしまいました。

詳細情報

Harbour Street Bakery

マーケットの後は朝食にはOamaruの歴史地区、ビクトリアン調の建物が並ぶハーバーストリートにある小さなベーカリーを訪れました。
様々なフレーバーのパイやクロワッサンやなど、手作りのパンやペストリーが人気です。朝食やコーヒー休憩などにおすすめです。

詳細情報

Dunedin(ダニーデン)日帰り旅

Oamaruから車で約1時間半、アップダウンの激しい道を越えて Dunedin へ。

ダニーデンは19世紀半ば、スコットランド系移民によって開拓された町で、その名前自体もゲール語で「エディンバラ(スコットランド首都)」を意味します。

ゴールドラッシュ期には南島の経済中心地として大いに栄え、立派な石造建築や教会が建てられました。今でも街並みや文化にスコットランドの影響が色濃く残っており、独特のヨーロッパ風情を感じられる都市です。

そのほか、オタゴ大学やオタゴ博物館があり、南島の学術の中心地としても有名です。

OamaruからDunedinに向かう際はその距離以上に勾配がかなりきつく、ガソリンを多く使うので、出発前に給油することをおすすめします

世界1急な坂道「Baldwin Street」

ダニーデン郊外にある世界一急な坂道「Baldwin Street」は、最大勾配35%という驚異的な角度で有名です。

写真では伝わりにくいですが見た目以上に歩くのは大変で、上り切ると見晴らしのいい景色が見られます。

こんなトリックアートのような写真も撮れます
詳細情報

ダニーデン鉄道駅(Dunedin Railway Station)

1906年に完成した歴史ある駅で、「世界で最も美しい駅の一つ」とも称されています。
豪華なモザイク床や重厚な建築デザインが印象的で、まるで美術館のような雰囲気。現在は観光列車の発着やイベントスペースとして利用されており、フォトスポットとしても外せません。

詳細情報

First Church of Otago

スコットランド系移民によって建てられたゴシック様式の教会で、ダニーデンのランドマークのひとつ

尖塔は高さ約56mにも及び、離れた場所からでも見ることができます。静かな礼拝堂の内部は荘厳で、訪れると自然と背筋が伸びるような雰囲気です。

セントポール大聖堂(St Paul’s Cathedral)

オクタゴン広場に面して建つ英国国教会の大聖堂

白い石造りの外観と大きなステンドグラスが特徴で、昼間は光が差し込む美しい空間を楽しめます。ダニーデンの中心地にあるためアクセスも良く、街歩きの途中に立ち寄るのにぴったりです。

詳細情報

まとめ

ここまで読んでいただきありがとうございます。
Oamaruは小さな町ながら、野生ペンギン観察、歴史的建築、ローカルマーケットなど、ユニークな魅力がたくさん詰まっています。

さらに日帰りで訪れたDunedinでは、スコットランド文化や世界一急な坂道、クラフトビールを楽しむことができました。

観光のハイライトである「野生ペンギンとの出会い」は、一生の思い出になること間違いなしです。

Comments