こんにちはけんぞーです。
オーストラリアでホスピタリティー関連の仕事(バー、レストラン、カフェ)を狙うなら、まず最初に手に入れるべき資格が「RSA(お酒の取り扱い資格)」です。
「英語での授業は不安」「できるだけ安く、早く取りたい」という方へ。
オーストラリアワーホリ中の私が、実際にCFT(Coffee School / CFT Training)のオンライン講座を使って「1日」で取得した全プロセスを公開します。
オーストラリアで働くなら「RSA」は必須!
飲食店で働くための「免許証」
RSAは簡単にいうと「お酒を扱うための免許証」のようなものです。
オーストラリアでは、お酒を販売・提供する場所で働くすべての人にRSA(Responsible Service of Alcohol)保持が法律で義務付けられています。
お酒を提供する、パブやレストランなどでは持っていないとそもそも採用してもらえないことがほとんどです。
私は、「学校に通う時間に丸1日はもったいない、自分のペースで進めたい」と考え、定評のあるCFTのオンライン講座を選びました。
RSAの基礎知識:知らないと損をする「州別のルール」
ここが一番の注意点です。オーストラリアは州によってRSAのルールが異なります。
州をまたぐと無効になることも
オーストラリアは各州(State)や準州(Territory)ごとに、独自の酒類販売法を持っています。
そのため、ある州で取得したRSAが別の州では認められないケースが多々あります。
全州共通の「国家資格」ではない
一般的に「National RSA」と呼ばれるものは、多くの州で共通して使えます。
しかし、ニューサウスウェールズ州(NSW)やビクトリア州(VIC)は、独自の厳しいルールを設けています。
州ごとの違い(2026年最新)
ニューサウスウェールズ州 (NSW)
- 管轄: Liquor & Gaming NSW
- 特徴: 最も厳格で、費用も高い
- 受講方法: 州政府承認のプロバイダー(AAATなど)でのオンラインまたは対面
- 費用:$149(AAAT)
- 有効期限: 5年(期限前にリフレッシャーコースの受講が必要)
- 必須アイテム: 受講後にService NSWで「コンピテンシーカード」の発行が必要
ビクトリア州 (VIC)
- 管轄: Liquor Control Victoria (LCV)
- 特徴: 以前は対面のみ、現在はオンライン受講も可能
- 受講方法: LCV承認校での受講が必須
- 費用:$59(AAAT)
- 有効期限: 3年(3年ごとにオンラインの無料リフレッシャー受講が必要)
- 注意点: 他州のRSAを持っている場合は、VIC州専用の書き換え(Bridging Course)が必要
クイーンズランド州 (QLD)
- 管轄: Office of Liquor and Gaming Regulation (OLGR)
- 特徴: ルールが比較的緩やかで、取得しやすい州
- 受講方法: 100%オンラインで取得可能
- 費用:$49(AAAT)
- 有効期限: 無期限(一度取ればずっと使える)
西オーストラリア州 (WA)
- 管轄: Department of Local Government, Sport and Cultural Industries(DLGSC)
- 特徴: 働き始める前に必ず取得している必要がある
- 受講方法: オンライン or 対面
- 費用:$49(AAAT)
- 有効期限: 無期限
南オーストラリア州 (SA)
- 管轄: Consumer and Business Services (CBS)
- 特徴: 雇用開始から3ヶ月以内に取得すればOK(ただし事前の取得を推奨)
- 受講方法:オンライン or 対面
- 費用:$49(AAAT)
- 有効期限: 無期限
Tasmania (TAS)
- 管轄: Liquor and Gaming Branch, Tasmania
- 受講方法:オンライン or 対面
- 費用:$49(AAAT)
- 有効期限: 無期限
Northern Territory (NT)
- 管轄: Northern Territory Government – Licensing NT
- 特徴: 3年ごとの更新あり
- 受講方法:オンライン or 対面
- 費用:$49(AAAT)
- 有効期限: 3年
Australian Capital Territory (ACT)
- 管轄: Access Canberra
- 特徴: 仕事中は常にRSA認定証を携帯する必要あり
- 受講方法:オンライン or 対面
- 費用:$58(AAAT)
- 有効期限: 3年
まとめ
| 州 | 制限 | 特徴 |
|---|---|---|
| WA, QLD, SA, NT, TAS, ACT | なし(共通) | オンライン取得が主流。 1度取得すればすべての州共通で使える。 |
| VIC | あり(州独自ルール) | 州政府承認の学校での対面またはオンライン受講が必須。 |
| NSW | あり(州独自ルール) | 州政府承認の学校での対面またはオンライン受講が必須。 仮の認定証発行後、「プラスチックカード」の発行が必要。 |
1日で完結!CFTのオンライン講座でRSAを取るまで
私が利用した「CFT」は、オーストラリア全土で有名なオンライン講習機関です。
CTFでは以下の2つのコースを展開しています。
- SA, WA, NT, QLD, TAS, ACTで有効な「National RSA Class」
- VIC州LCV公認のRSAが取得できる「VIC RSA」
ステップ1:申し込みとUSIの登録
まずは公式サイト からコースを選んで支払いを済ませます。
- コースを選択: 自分が働く州(VIC州、NSW州、またはNational)を間違えないように選択。
- USI(学生識別番号)の入力: オーストラリアで教育を受ける際に必須の番号です。
- 持っていない人はUSI公式サイトですぐ作れます(パスポートがあれば5分)。
- メール確認: 支払いが終わると、学習用ポータルのログイン情報が届きます。
ステップ2:教材学習(インプット)
ログインすると、いくつかのセクション(章)に分かれた教材が表示されます。
- 内容: お酒に関する法律、標準飲酒量(Standard Drink)の計算、泥酔客への対応など。
- 形式: 短いスライドを読み進めたり、2〜3分のビデオを視聴したりします。
- ポイント: 全文読もうとすると時間がかかります。図解や太字の単語、ビデオ内の「NG例」を重点的にチェックしましょう。
ステップ3:セクションごとのクイズ(テスト)
各章の終わりに、理解度を測る選択式クイズがあります。
- 合格ライン: 100%(全問正解)が必要。
- やり直し: 何度でもやり直し可能です。間違えても「なぜ間違えたか」が表示されるので、英語に自信がなくても詰むことはありません。
- ヒント: 答えはすべて直前のスライドの中にあります。
ステップ4:最大の山場「ビデオアセスメント」
CFTのオンライン講座で最も緊張するのが、この「動画課題」です。
- 課題: 「すでに酔っている客に対して、これ以上お酒を提供できないと断るシーン」などシーン別の対応を自撮りします。
- 準備: Youtubeなどに過去の受講生のビデオや、ChatGPTなどに聞いてスクリプト(台本を作る)
- 合格のコツ:
- 丸暗記する必要はありません。スマホを置いて、台本を読みながらでOK。
- 「ハッキリと、丁寧に、でも毅然とした態度で」話すのがポイント。
- 「法律で決まっているから出せません」など課題で指示されるキーワードをしっかり盛り込みましょう。
ステップ5:最終確認と証明書の発行
すべてのクイズと動画提出が終わると、CFTの講師による審査に入ります。
- 待ち時間: 通常、数時間〜1営業日以内に審査結果がメールで届きます。
- 修正依頼: 万が一、動画の音声が聞こえなかったり内容が不十分だったりしても、メールで「ここを直して再送して」と連絡が来るだけなので安心してください。
- 完了: 審査が通れば、ポータルサイトからPDFの証明書(Statement of Attainment)がダウンロード可能になります!
実際のRSA認定証
審査が終了し、無事合格すると以下のようなRSA認定証が送られてきます。

オンライン講座の内容と「合格のポイント」
「英語のテストなんて受かるの?」と不安な方も多いはず。
でも大丈夫、CFTの構成は非常に論理的です。
学習の流れ
- スライドとビデオ: 泥酔客への対応方法や、法律の基礎を学びます。
- セクションクイズ: 選択式のテストです。間違えても何度でもやり直せます。
- 最大の関門「ビデオアセスメント」: スマホのカメラに向かって、「お酒を出しすぎた客に、これ以上提供できないと断るシーン」を自撮りして送ります。
- コツ: スクリプト(台本)が用意されているので、それを読むだけでOK!
- 恥ずかしさを捨てる: 演技力より「法律に基づいたフレーズを言っているか」が見られます。
「オンライン」vs「対面(学校)」どっちがいい?
メリット・デメリットを比較しました。
オンラインが向いている人(おすすめ!)
- 自分のペースで進めたい: わからない単語を調べながら進められます。
- 安く済ませたい: 交通費もかからず、受講料自体も安いです。
- 時間の融通を利かせたい: 夜中や早朝でも学習可能。
対面が向いている人
- 強制力がほしい: 1人で画面に向かうのが苦手な人向け。
- その場で質問したい: 先生に直接聞ける安心感があります。
- 友達を作りたい: クラスメイトと知り合えるチャンスです。仕事が見つかるかも。
よくある失敗例と注意点
失敗1:安いからと他州のコースを受けてしまう
例えば、QLD州で使える安いRSAをNSW州で使おうとしても、法的に認められません。
必ず「自分が働く州(または移動予定の州)」に対応しているか確認してください。
失敗2:有効期限を忘れてしまう
VIC州やNSW州で働く場合、期限が切れた状態で働くと不法就労になります。
リフレッシャーコース(更新講習)の案内メールを見逃さないようにしましょう。
失敗3:USI(学生識別番号)の未取得
オンライン講座を受けるには、オーストラリア政府発行のUSIという番号が必要です。
無料で5分ほどで作れるので、講座を申し込む前に準備しておきましょう
RSA取得後にやるべきこと
無事に合格したら、即行動です!
- 証明書のダウンロード: PDFで届く「Statement of Attainment」を保存し、念の為数枚プリントアウトしておきましょう。
- 履歴書(Resume)を更新: Current RSA Certificate (VIC/NSW/National)と太字で記載します。これだけで書類選考の通過率が跳ね上がります。
- フレーズの練習: 講座で学んだ「I’m sorry, I cannot serve you any more alcohol today.」というフレーズを、実際の現場で言えるようイメトレしておきましょう。
仕事探し
仕事探しについては以下の3つの記事で解説しています。ぜひ合わせてご覧ください。
まとめ:RSAをサクッと取って、高時給な仕事をゲットしよう!
RSAは単なる資格ではなく、オーストラリアの飲食店で働くための「入場チケット」です。
ワーホリは、いかに効率よく環境を整えるかが鍵。
CFTのようなオンライン講座を活用すれば、英語に自信がなくても、1日で認定証を手に入れることができます。
この記事を読み終えたら、まずはサイトをチェックして、申し込みボタンを押すところから始めてみてください!






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