こんにちは!ニュージーランドでワーホリ生活をしているけんぞーです。
今回は、ニュージーランドで銀行口座を開設したい方に向けて、大手銀行の特徴や開設手続きについてご紹介します。私自身が実際に体験した内容を元に、ANZ、ASB、BNZの普通口座(チェッキングアカウント)を比較してみました。銀行選びや手続きで迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください!
銀行口座の種類
銀行口座は大きく分けて2つあります。
Chequing Account(チェッキングアカウント)
いわゆる「普通口座」で、普段の買い物などの支払いをするための口座です。
一般に、口座維持費や、預け入れ、引出し、振り込みなどの手数料がかからないことが多いです。
Saving Account(セービングアカウント)
こちらは「貯蓄口座」のようなもので、Chequing Accountよりも預けているお金に対する利息が高き設定されています。その一方で、月にできる無料の銀行取引の回数制限があったり手数料が高いことが多いです。
ニュージーランド各行のSaving Accountは利率が4%前後と、日本の銀行が0.1%辺りなのに比べて非常に高く、貯金をしつつ利息を得たい方には非常におすすめです!
ニュージーランドの主要銀行について
ニュージーランドの主要銀行は以下の5つです。
ANZ (Australia and New Zealand Banking Group)
ニュージーランド最大の銀行で、国内外に広範なネットワークを持つANZは、個人から企業まで幅広い金融サービスを提供。特に留学生やワーキングホリデーの渡航者向けのサポートが充実しています。
- ATMや支店が多い
- NZ最大の銀行なので信頼できる
BNZ (Bank of New Zealand)
1861年創立の歴史ある銀行BNZは、デジタルバンキングの先駆者であり、モバイルアプリやオンラインサービスが強力。手厚いカスタマーサポートとともに、ニュージーランド国内に広がるATMネットワークが特徴です。
- アプリやオンラインバンキングが使いやすい
- カスタマーサポートが丁寧で評価が高い
ASB (Auckland Savings Bank)
オークランドにルーツを持つASBは、信頼性の高いサービスと革新的なアプローチで知られています。住宅ローンや投資商品が特に人気で、利便性を追求したカスタマーエクスペリエンスが強みです。
- ニュージーランドでの投資や不動産購入に強い
- 比較的、口座開設しやすいとの声も
Westpac
オーストラリア発祥のWestpacは、環境とコミュニティに対する責任感の強い銀行として認知されています。個人向け、企業向け、両方の金融サービスに優れ、環境に配慮した投資商品にも力を入れています。
- オーストラリアに今後滞在するなら◎
Kiwibank
ニュージーランドで5つ目に大きい銀行として「Kiwibank」があります。
Kiwibankは2002年設立の国営銀行で、ニュージーランド郵便局(NZ Post)の傘下にあります。NZ Postの拠点を活用し、全国で幅広いサービスを提供しているのが特徴です。日本でいうゆうちょ銀行のようなところです。地元経済に貢献し、環境や持続可能性を重視した金融商品が支持されています。
- 国営銀行である
- 郵便局にATMなどがある
今回比較する銀行
今回ご紹介するのは、ニュージーランドの大手銀行の中でも特にANZ、ASB、BNZの3つです。この3つの銀行の普通口座(チェッキングアカウント)は、どこも基本的に口座維持費は無料で、引き出しや預け入れが無制限に行える点が共通しています。
銀行口座比較
Chequing Account
Saving Account
銀行 | おすすめプラン | 年利率 | 口座維持費 | 引出し手数料 | 窓口手数料 | 営業時間 (例外あり) |
---|---|---|---|---|---|---|
Serious Saver | 最大4.25% | $0 | 月1回まで無料、2回目以降は$5/月 | $3/取引 | 9:30-16:30 | |
Rapid Save | 4.55% | $0 | 月1回まで無料 $3/1回 | $0 | 9:30-16:00 | |
Savings Plus | 最大4.75% | $0 | 毎月最初の5日以内の1回無料。以降、利率が減率 | $0 (確認中) | 9:00-16:30 | |
Westpac Bonus Saver | 最大4.25% | $0 | $2.5/1回 | $0/預入 $2.5/引出し | 9:30-16:30 | |
Online Call | 4.25% | $0 | 無料 | $3/預入 $3/引出し | 9:00-16:30 |
私の銀行口座開設体験【ANZ・BNZ・ASBからの返答】
私は、ニュージーランドに到着してから最初の1週間はAirbnbに滞在し、その間に家探しと並行して、仕事探しをしていました。しかし、仕事を始めるためには銀行口座情報が必要だったため、早めに銀行口座を開設しようと、いくつかの銀行を訪ねました。
以下では、それぞれの銀行での口座開設について尋ねた際に言われたことをシェアします。
1. ANZ
ANZでは、住所の証明が必要で、Airbnbの滞在先でも証明書を発行してもらえれば、一時滞在先として認められ、口座開設は可能と言われました。
ただし、いずれにせよオンラインで口座開設申し込みを行い口座開設のためのアポイントメント予約の必要があるとのことです。支店によっては予約が数週間先になることもあるそうです。
2. BNZ
BNZも同様に住所証明が必要でした。引越し完了後にオンラインで申し込みをするのが無難と言われ、実際に私は引っ越し後BNZで口座を開設しました。
理由は、取引の手数料や引越し先から支店が近かったこと、申請の手続きが簡単だったことなどです。
3. ASB
ASBでも住所証明が必要でした。IRDナンバー(ニュージーランド版のマイナンバー)があるかどうかも確認され、もしIRDナンバーがある場合、Airbnbの住所を登録住所として設定すれば開設は可能ですが、引越し後の方が色々とベターだと言われました。体感、一番親切に対応してくれました。
BNZでの銀行口座開設の手順
私は最終的にBNZを選んで口座を開設しました。以下はその時の手順です。
必要書類
- パスポート
- ニュージーランドでの住所を証明できる書類
(不動産会社からの証明書、光熱費の請求書、IRDナンバーのページから、など) - IRDナンバー(マイナンバーに相当)
- マイナンバーまたは、過去に収入を得ていた国の納税者番号
- Step1必要書類を準備しbnzの口座開設ページ へ
「Open a Your Money account」をクリック - Step2「Verify in branch」を選択(NZの免許証等がない前提で説明します)
- Step3「Are you already a BNZ customer?」→「No」
「Are you currently in NZ?」→「Yes」
「Who are you opening an account for?」→「Me」
を選択し、「Next」 - Step42つの質問に「No」で「Start yout application」へ
(どちらかでも「Yes」の場合は口座を開設できません) - Step5「Visit branch to verify」をクリック
- Step6同意事項の確認です。「Next」へ
- Step7個人情報の入力
- パスポート情報
- 電話番号、Emai
- 住所
- 開設する口座の種類
- デビットカードの説明
- 市民権保有国および税情報(マイナンバーが必要な場合あり)
- 雇用状況
- 口座使用頻度、見込みの預入引出し額
- インターネットバンキング用のパスワード
- デビットカードのPIN
の順で入力していきます。
- Step8BNZから申請の受取確認メールが届く
- Step9無事に審査に通ると、メールが届くので、近くの支店にパスポートを持参し、本人確認をしに行く
- Step101週間程度で、キャッシュカードが登録した住所に届くので、アクティベートして全て完了!!
BNZのアプリは使い勝手が良い?
Redditなどの口コミサイトによると、BNZのアプリがニュージーランドの銀行アプリの中で最も使いやすいとの評判が多いです。実際に私も利用していますが、送金や国際送金、さらには新規の口座開設もアプリから簡単にできるのは非常に便利です。
まとめ:ニュージーランドでの銀行口座開設は思ったより簡単!
ニュージーランドで銀行口座を開設するのは、最初に書類を整えれば非常にスムーズです。私自身、BNZでの手続きがスムーズに進み、アプリの使い勝手も良かったので非常に満足しています。どの銀行を選ぶかは、あなたの生活スタイルや滞在先に合わせて選んでみてください。
また次のブログでお会いしましょう!
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