こんにちは!ニュージーランドでワーホリ生活をしているけんぞーです。
今回は、ニュージーランドで銀行口座を開設したい方に向けて、大手銀行の特徴や開設手続きについてご紹介します。私自身が実際に体験した内容を元に、ANZ、ASB、BNZの普通口座(チェッキングアカウント)を比較してみました。銀行選びや手続きで迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください!
- ニュージーランドの各銀行の詳細
- 各銀行のSaving Accountの違い
- BNZでの銀行開設方法
銀行口座の種類
銀行口座は大きく分けて2つあります。
Chequing Account(チェッキングアカウント)
いわゆる「普通口座」で、普段の買い物などの支払いをするための口座です。
一般に、口座維持費や、預け入れ、引出し、振り込みなどの手数料がかからないことが多いです。
Saving Account(セービングアカウント)
こちらは「貯蓄口座」のようなもので、Chequing Accountよりも預けているお金に対する利息が高く設定されています。その一方で、月にできる無料の銀行取引の回数制限があったり手数料が高いことが多いです。
ニュージーランド各行のSaving Accountは利率が3%前後と、日本の銀行が0.1%辺りなのに比べて非常に高く、貯金をしつつ利息を得たい方には非常におすすめです!
ニュージーランドの主要銀行について
ニュージーランドの主要銀行は以下の5つです。
ANZ (Australia and New Zealand Banking Group)
ニュージーランド最大の銀行で、国内外に広範なネットワークを持つANZは、個人から企業まで幅広い金融サービスを提供。特に留学生やワーキングホリデーの渡航者向けのサポートが充実しています。
- ATMや支店が多い
- NZ最大の銀行なので信頼できる
bnz (Bank of New Zealand)
1861年創立の歴史ある銀行BNZは、デジタルバンキングの先駆者であり、モバイルアプリやオンラインサービスが強力。手厚いカスタマーサポートとともに、ニュージーランド国内に広がるATMネットワークが特徴です。
- アプリやオンラインバンキングが使いやすい
- カスタマーサポートが丁寧で評価が高い
ASB (Auckland Savings Bank)
オークランドにルーツを持つASBは、信頼性の高いサービスと革新的なアプローチで知られています。住宅ローンや投資商品が特に人気で、利便性を追求したカスタマーエクスペリエンスが強みです。
- ニュージーランドでの投資や不動産購入に強い
- 比較的、口座開設しやすいとの声も
Westpac
オーストラリア発祥のWestpacは、環境とコミュニティに対する責任感の強い銀行として認知されています。個人向け、企業向け、両方の金融サービスに優れ、環境に配慮した投資商品にも力を入れています。
- オーストラリアに今後滞在するなら◎
Kiwibank
ニュージーランドで5つ目に大きい銀行として「Kiwibank」があります。
Kiwibankは2002年設立の国営銀行で、ニュージーランド郵便局(NZ Post)の傘下にあります。NZ Postの拠点を活用し、全国で幅広いサービスを提供しているのが特徴です。日本でいうゆうちょ銀行のようなところです。地元経済に貢献し、環境や持続可能性を重視した金融商品が支持されています。
- 国営銀行である
- 郵便局にATMなどがある
今回比較する銀行
今回ご紹介するのは、ニュージーランドの大手銀行の中でも特にANZ、ASB、BNZ、Westpac、Kiwibankの5つです。この3つの銀行の普通口座(チェッキングアカウント)は、どこも基本的に口座維持費は無料で、引き出しや預け入れが無制限に行える点が共通しています。
銀行口座比較
Chequing Account
ANZ
ANZでは以下の3つのChequing Accountを提供しています。
- ANZ Go account
- ANZ Freedom account
- ANZ Jumpstart account(21歳未満および政府認定教育機関の学生限定)
アカウント | 口座維持費 | 取引手数料 | 窓口手数料 | デビットカード年会費 |
---|---|---|---|---|
Go | 無料 | 無料 | $3 | 無料 |
Freedom | $5/月 (月$2,500以上のデポジットで無料) | 無料 | 無料 | 無料 |
Jumpstart | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
bnz
bnzではChequing AccountはYouMoneyの1種類のみ提供しています。
アカウント | 口座維持費 | 取引手数料 | 窓口手数料 | デビットカード年会費 |
---|---|---|---|---|
YouMoney | 無料 | 無料 | $5〜 | 無料 |
ASB
ASBもBNZ同様にChequing AccountはEveryday bank accountの1種類のみ提供しています。
アカウント | 口座維持費 | 取引手数料 | 窓口手数料 | デビットカード年会費 |
---|---|---|---|---|
Everyday bank account | 無料 | 無料 | $3〜 | 無料 |
Westpac
Westpacでは、通常のChequing Accountとその他子ども用アカウントなど用途別にいくつかの口座を展開しています。その中でも、International Student accountは他行とは違ったユニークなものになっています。
アカウント | 口座維持費 | 取引手数料 | 窓口手数料 | デビットカード年会費 |
---|---|---|---|---|
Everyday account | 無料 | 無料 | $2.50 | 無料 |
International Student account | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
Westpacは、ニュージーランドに6カ月以上滞在する国際学生向けの銀行口座を提供しています。
指定の教育機関に在籍している必要がありますが、以下のようなメリットがあります。
- 月額・取引手数料無料(一般的なデジタル・手動取引)
- 海外送金の為替コスト最大25%割引(事前申請が必要)
- デビットカード発行可能(一部カードは手数料無料のMastercardも選択可)
さらに、外貨口座を開設して、母国の通貨を管理することもできます。
Kiwibank
BNZではChequing AccountはEverydayの1種類のみ提供しています。
アカウント | 口座維持費 | 取引手数料 | 窓口手数料 | デビットカード年会費 |
---|---|---|---|---|
Everyday | 無料 | 無料 | $3〜 | 無料 |
まとめ
Saving Account (2025/3 更新)
Saving Accountとはいわゆる貯蓄口座のようなもので、月々の無料引き出し回数に制限があったり、最低預入金額などがある代わりに、高金利でお金を預けることができます。
ワーホリで貯金をしたい方などにおすすめです。
以下は各銀行のおすすめSaving Accountのプランとその内容です。
銀行 | おすすめプラン | 年利率 | 口座維持費 | 引出し手数料 | 窓口手数料 | 営業時間 (例外あり) |
---|---|---|---|---|---|---|
![]() | Serious Saver | 最大 2.75% | $0 | 月1回まで無料、2回目以降は$5/月 | $3/取引 | 9:30-16:30 |
![]() | Rapid Save | 3.20% | $0 | 月1回まで無料 $3/1回 | $0 | 9:30-16:00 |
![]() | Savings Plus | 最大 3.15% | $0 | 毎月最初の5日以内の1回無料。以降、利率が減率 | $0 (確認中) | 9:00-16:30 |
![]() | Westpac Bonus Saver | 最大 2.75% | $0 | $2.5/1回 | $0/預入 $2.5/引出し | 9:30-16:30 |
![]() | Online Call | 2.75% | $0 | 無料 | $3/預入 $3/引出し | 9:00-16:30 |
まとめ:ニュージーランドの銀行はオンライン・アプリが基本
日常的に使うことの多いChequing Accountはオンラインバンキングやアプリで管理することが基本で、送金・振込なども、アプリ内で完結することができます。
また、一部の銀行では留学生向けにベネフィットの多い銀行口座を展開している場合があります。
Saving Accountの利率も銀行ごとによって異なるので、一度それぞれの銀行の公式サイトや、支店を訪ね、自分に最適な銀行選びを進めることをおすすめします。
ブログ記事にしてほしい題材があれば、下記フォームから送信してください!
また次のブログでお会いしましょう!
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