こんにちはけんぞーです。
いよいよ、こちらの記事で紹介しているNZ縦断ロードトリップの北島編最後の街・ウェリントンです!
ニュージーランドの首都であるウェリントンは、コンパクトながら見どころがぎゅっと詰まった街。
世界でみてもトップレベルのコーヒーが味わえるカフェや、ニュージーランドの中でも際立って盛んなクラフトビールなどの食文化はもちろん、国立博物館や、美しい自然、最先端の映画制作現場まで、多彩な魅力が一度に味わえます。
坂道の多い街並みを歩きながら、ケーブルカーで絶景を楽しみ、夜は地元のクラフトビールで乾杯。
翌日は文化や歴史を学べる博物館や、自然豊かな保護区でのんびり過ごすのもおすすめです。
滞在日数に合わせて楽しみ方は自由自在。
2泊でも主要スポットを効率よく回れますし、3泊すればさらに深くウェリントンを堪能できます。
ウェリントンのみをじっくり楽しむもよし、NZ縦断ロードトリップの北島最後の地としてサクッと楽しむもよし、いずれにしてもぜひ旅行プランに組み込みたい街です。
今回も今までの記事と同じく、実際に私たちが訪れたスポットやおすすめしたい立ち寄り場所を中心に、ウェリントンの魅力を紹介します!
- ウェリントン1泊2日旅行の概要
- ウェリントン市内おすすめ観光地
- フェリーで南島まで行く方法・費用
何日必要?
最低でも2泊はしたいところ
今回私は日程の都合上ウェリントンには1泊のみでしたが、その経験から個人的には最低でも2泊はしたい街です。
首都でありながらコンパクトにまとまっていていますが坂が多いのが難点。街自体はこじんまりとしていて、クラフトビールやカフェ、自然や文化施設まで幅広く楽しめます。
なかでも国立博物館「Te Papa」は必見ですが、あまりにも広くじっくり見ているとあっという間に1日が終わってしまいます。
短い時間でもハイライトを効率よく回れますが、のんびりしたい人やTe Papaをしっかり楽しみたい人には3泊以上がおすすめ。
2泊プラン(コンパクトに楽しみたい人向け)
- 1日目:到着後、市内観光(Mount Victoria Lookoutやケーブルカー、植物園、Cuba Street散策) → 夜はクラフトビールやご当地グルメ
- 2日目:朝はコーヒー巡り、国会議事堂やTe Papa博物館などの定番スポット → 午後は時間があればZealandiaやWeta Workshop見学
- 3日目:移動・出発
➡︎ 限られた時間でハイライトを押さえたい方にぴったり
3泊プラン(じっくり楽しみたい人向け)
- 1日目:Red Rocks Seal ColonyやZealandiaで自然を満喫 → 夜はクラフトビールで乾杯
- 2日目:朝からカフェ文化を体験&市内観光(Mount Victoria Lookoutやケーブルカー、植物園、Cuba Street) → Weta Workshop見学
- 3日目:Te Papa博物館をじっくり観賞や → 夜にゆったり食事やバー巡り
- 4日目:移動・出発
➡︎ 自然・文化・食すべてを満喫したい方におすすめ
1日目【首都ウェリントンに到着、自然・夜景とクラフトビールを満喫】
概要
Palmerston Northを出発しておよそ2時間。ついにニュージーランドの首都ウェリントンに到着です!
港町らしい景観と坂道の多い街並みに「首都感」と「独特の個性」を感じながらのドライブ。
細い坂道や路駐の多さに少し緊張しつつも、最初の目的地 Mount Victoria Lookout では港を見下ろす絶景が待っていました。
その後は海沿いを歩く Red Rocks Seal Colonyへ。事前のリサーチを怠り、予想以上に時間を使ってしまいましたが、野生のアザラシに出会えた瞬間は感動もの。リサーチ不足で予定が変わってしまったのも「旅の醍醐味」と思えるくらい特別な体験でした。
夜はケーブルカーで夜景を楽しみ、最後はウェリントンが誇るクラフトビールで乾杯。宿泊は「Haka House」で、急ぎ足でしたが首都らしいアクティブで濃厚な1日を締めくくりました。
実際の行程
- 10:30Palmerston North発
およそ2時間の道のり
- 12:30Mount Victoria Lookout着
見晴らしのいい展望台。街が一望できる
- 13:30Red Rocks Coatal Walk着
アザラシの群れが見れるハイキング
- 16:30Red Rocks Coatal Walk発。宿泊先へ
宿泊先はHaka House
- 17:00Haka House着。チェックイン
ホテル・ホステルスタイル。おすすめ度◎
- 17:30夕食
持参したレトルトカレー
- 19:00ケーブルカー
夜景を堪能
- 20:30Panhead Brewpub
クラフトビールを堪能
- 21:30Fortune Flavours
2件目のクラフトビールバー
- 22:30宿へ
Mount Victoria Lookout(マウント ビクトリア ルックアウト)
おすすめ度:★★★★☆

ウェリントン市内を一望できる定番展望スポット!
港や街並みはもちろん、晴れていれば空港に離着陸する飛行機まで見渡せます。ドライブの休憩や目的地にぴったりの場所で、ランチタイムにもおすすめです。
車で行く際は、道中に路駐がかなり多く2車線道路がほぼ1車線な上、カーブが多く見通しが悪いので、注意して運転しましょう。
- 所在地:Lookout Road, Hataitai, Wellington 6011, New Zealand
- ウェリントン中心地から車で10〜15分
- 特徴・おすすめポイント:市街地・港を一望できる展望台。
- 注意点:市内から展望台までの道は狭くカーブが多い。路駐も多いため運転注意。
- 所要時間:30〜60分
- 公式サイト:Mount Victoria Lookout
Red Rocks Seal Colony (レッド ロックス シール コロニー)
おすすめ度:★★★★★


海沿いの自然保護区にあるアザラシの群れと推定2億1千万年前の石が酸化鉄の影響で赤くなったものが見られるスポットです。
ここで1つ注意点が。アザラシの群れまでへの海岸沿いの道は4WD車のみ入ることができ(日曜日は除く)、普通車はビジターセンターにある駐車場に車を止め歩くことになります。(私はこれを知らず、車で行けると思い込んでいたため要注意です。)
駐車場からおよそ45分〜1時間ほど歩くと赤紫色の岩「Red Rocks」が広がるエリアに到着し、ポツポツとアザラシが見かけられ始めます。
そこからさらに15分ほど歩くと下の画像のような岩で出来た狭まった道に辿り着きます。そこを抜けるといよいよアザラシの群れが。間近でアザラシが昼寝している姿を見ることができます。野生動物を間近で観察できる貴重な体験です。


アザラシの観察、トレイルの往復を含めると往復で最低3時間は確保しておきたいところです。また、道は砂利道、あるいは砂浜で非常に歩きづらいので、歩きやすい服装・靴、さらに海岸沿いなので、冬場は防寒対策もしっかりしておきましょう。
- 所在地:Ōwhiro Bay, Wellington 6023, New Zealand
- ウェリントン中心地から車で約20分
- 特徴・おすすめポイント:海岸線に広がる赤い岩と野生のアザラシの群れ
- 注意点:
- アザラシには近づきすぎない
- 歩道は未舗装で足場が悪い。歩きやすい靴必須。冬は防寒・防風対策を。
- 所要時間:約3時間〜
- 公式サイト:Red Rocks Seal Colony Trail
Wellington Cable Car(ウェリントン ケーブルカー)
おすすめ度:★★★★★


こちらはウェリントンのシンボルとも言えるケーブルカー。市街地のLambton Quayから丘の上までわずか5分ほどで到着します。
丘の上には植物園やケーブルカー博物館もあります。夜は市街地の光が広がり、美しい夜景スポットになりますが、博物館や庭園を楽しみたいなら日中がおすすめ。昼と夜で違う顔を見せてくれるので、滞在が長ければ両方試すのもありです。
私たちも本当は日中に訪れたかったのですが、スケジュールがつかず、夜に訪れました。
人も少なく夜景も綺麗でしたが、個人的には日中に訪れることをおすすめします。
- 所在地:280 Lambton Quay, Wellington Central, Wellington 6011, New Zealand
- 特徴・おすすめポイント:市街地と丘を結ぶ名物ケーブルカー。丘上には博物館とガーデンあり
- 料金:大人 – 片道 NZ$6.5・往復 NZ$12、子ども – 片道 $3.5・往復$6
- 所要時間:乗車5分、観光30分〜1時間
- 公式サイト:Cable Car Museum
ウェリントン名物 「クラフトビール」
後述しますが、ウェリントンはニュージーランドの中でもクラフトビールの生産が盛んな街で町中にクラフトビールの醸造所やバーが立ち並んでいます。
こちらでは私の訪れた2つのお店を紹介しています。
・Panhead おすすめ度:★★★★★


ニュージーランド全土で大人気のクラフトビール「Panhead」の醸造所・バーがウェリントンにあります!
特にホップの効いたIPAやユニークなスタイルのエールに特化しており、クラフトビール独特の苦味・ホップが好きな方にはたまらない場所です。
地元文化や音楽と融合した雰囲気も魅力で、カジュアルながらも一杯一杯がしっかり楽しめるスポットです。
- 所在地:1 Tory Street, Te Aro, Wellington 6011, New Zealand
- Wellington中心地、Te Papa近く
- 特徴・おすすめポイント:豊富なIPAのラインナップ、ここでしか飲めないクラフトビール
- 価格:1/2パイント:$7〜、パイント:$13.5〜
- 公式サイト:Panhead Custom Ales
・Fortune Flavours おすすめ度:★★★★★(2025年 8/31 閉店)


こちらはブリューパブ「Fortune Flavours」。雰囲気もビールも最高でした。非常におすすめしたいのですが残念なニュースが…。
8年にわたりウェリントンのクラフトビールシーンをリードしてきた人気醸造所でしたが、Leeds Street のBrew Pub は2025年8月末で閉店しました。
収益悪化が理由で、閉店直前には同社の Wairarapa IPA が国内最大のビール祭「Beervana」で4部門すべて受賞するという快挙を成し遂げた直後の幕引きで、衝撃を呼びました。
Brewmasterの Dale Cooper さんは閉店後、Wairarapaへ移住し引き続きビールの醸造を続けるそうです。
またこのバーの跡地は別のクラフトビール醸造所「Garage Project」が引き継ぎ新たなバー・ビール醸造を続けていくそうです。
こちらのFortune Flavoursは残念ながら2025年8月末で閉店しました。
2日目【ウェリントンのコーヒーとTe Papaを巡る】
概要
2日目は朝からPalmerston Northでバリスタの方に教えていただいたコーヒーの名店「Flight Coffee Hangar Cafe」でスタート。
コーヒー先進国と呼ばれるニュージーランドの中でも特に評価の高いカフェで、3種の異なるコーヒ豆が楽しめるフラットホワイトの飲み比べは大満足の体験でした。
首都ウェリントンの観光スポットの中でも外せない有名な国会議事堂 Beehiveを訪れ、その特徴的な建築に感嘆。
そしてニュージーランドを代表する「Te Papa博物館」で文化や歴史を深く学びました。
夕方にはフェリーに乗り込み、いよいよ南島ピクトンへ。
3時間半の船旅は移動でありながらクルーズのようで、マールボロ・サウンドに沈む夕日を眺めながら「いよいよ南島の旅が始まる!」という高揚感に包まれました。
実際のルート
- 8:30Flight Coffee Hangar Cafe
3種のフラットホワイトを堪能
- 9:30Beehive(国会議事堂-行政府棟)
ニュージーランド建築のシンボルへ
- 10:00Te Papa 博物館
NZ居住者なら無料で楽しめる巨大博物館
- 14:00軽食
- 14:30フェリーターミナルチェックイン
15時までのチェックインが必要
- 15:30フェリー乗船
- 16:00フェリー出航
- フェリー内でリラックス
Wellingtonからおよそ3時間の船旅
- 19:00南島・ピクトン着
ついに南島へ上陸
- 19:30ワインの街 Blenheim着
Flight Coffee Hangar Cafe
おすすめ度:★★★★★


コーヒーの街ウェリントンの朝は、やっぱりコーヒーから始めたい!そんな時にぴったりの一軒が「Flight Coffee Hangar Cafe」です。
ここでの一番のおすすめは「Flat White Flight」。3種類の豆を使ったフラットホワイトを飲み比べできるユニークな体験ができます。「同じフラットホワイトなのに、こんなに味が違うんだ!」と驚かされました。
コーヒー好きはもちろん、普段ブラックを飲まない人でも楽しめるので、ぜひシェアして試してみてください。
- 所在地:119 Dixon Street, Te Aro, Wellington 6011, New Zealand
- 特徴・おすすめポイント:
- 3種類の豆を使ったコーヒーを飲み比べできる「Coffee Tasting Flight」
- Bacon Butty(ベーコンサンドウィッチ)などのブランチ
- メニュー:メニューはこちらから
- 所要時間:〜1時間
- 公式サイト:Flight Coffee Hangar Cafe
Beehive(ニュージーランド国会議事堂ー行政府棟)
おすすめ度:★★★★☆

ウェリントンのシンボルともいえる建物で、Beehiveの名の通り蜂の巣のようなユニークな形が印象的です。
外から眺めるだけでも存在感抜群で、ウェリントンに行ったらぜひ訪れておきたいスポットです。
時間があれば無料のガイドツアーに参加して内部を見学するのもおすすめです。首都の中心でありながら親しみやすさを感じる、不思議な魅力を持ったスポットです。
- 所在地:1 Molesworth Street, Pipitea, Wellington 6011, New Zealand
- 特徴・おすすめポイント:広大で開放感のある高原の風景を車窓からゆったり楽しめます
- 公式サイト(ガイドツアー):Beehive
- 料金:無料
Te Papa Tongarewa(ニュージーランド国立博物館)
おすすめ度:★★★★★


ニュージーランドに来たら絶対に外せない、ウェリントン観光の目玉、国立博物館「Te Papa Tongarewa」。
すべてをじっくり見ようとすると丸1日あっても全然足りないくらいの規模ですが、なんとニュージーランド居住者(ワーホリ・留学含む)は無料で入ることができます!(観光客はNZ$35:48時間有効)
その驚くほど広大な展示スペースには、自然、文化、歴史が詰まっています。
特に「Gallipoli展」は圧巻で、第一次世界大戦中、1915年4月にイギリスとフランスを中心とした連合軍が、ドイツの司令官が率いるオスマン帝国の守備隊を相手に、トルコのガリポリ半島に上陸作戦を行ったガリポリの戦いについての展示です。
オーストラリア軍とニュージーランド軍にとっては初めての本格的な海外遠征でその詳細について展示されています。なかでも巨大な兵士の人形やリアルな展示には圧倒されます。
ほかにもマオリ文化やワイタンギ条約に関する展示が充実していて、ニュージーランドを理解するうえで欠かせないスポットです。地震が体験できる「地震ハウス」もありました。
無料でここまで楽しめるなんて信じられないほど。時間を忘れて見入ってしまいます。

個人的には2階のNatureエリアが気に入りました!
私は比較的急ぎ足で回りましたが4時間近くかかりました。


- 所在地:55 Cable Street, Te Aro, Wellington 6011, New Zealand
- 特徴・おすすめポイント:
- ニュージーランド文化と歴史を体感できる国立博物館
- ガリポリ展・ワイタンギ条約展示
- NZの自然生物に関する展示
- 料金:無料(NZ居住者)、$45(非居住者)
- 所要時間:
- サクッと:〜2時間
- じっくり:3時間〜
- すべてをこぼさず:丸1日〜
- 公式サイト:Te Papa
北島・南島をつなぐフェリー「Interislander Ferry」

北島から南島へ渡るには「飛行機」または「船(フェリー)」を使うことになります。今回はロードトリップで車での旅だったのでフェリーを利用しました。
ウェリントンから南島ピクトンへはほとんどの場合「Interislander」または「Bluebridge」を利用することとなります。こちらの記事では私の利用したInterislanderについて紹介しています。
Interislander は KiwiRail が運航するクック海峡(Wellington ⇄ Picton)の定期フェリーです。
現在は主に Kaitaki と Kaiārahi の2隻で運航しており、片道の所要時間はおよそ 3時間30分。
運航本数や夜間便の取り扱いは季節や船の配置によって変わるので、直前に公式の運航時刻を確認するのがおすすめです。
また要予約で、予約枠が直前だと埋まってしまう可能性があるので、日程が分かり次第予約することをおすすめします。
フェリー内は非常に広く落ち着いた空間で、レストランやバー、カフェスペース、さらにはミニ映画館までありました。
- 所在地:Interislander Ferry Access, Pipitea, Wellington 6011, New Zealand
- 運航スケジュール:通常1日3〜4便(朝・昼・夕方・深夜or早朝)
- 料金:
- 大人1人(徒歩乗船):NZ$69〜
- 大人1人+車:NZ$217〜(人数・日程によって変動)
詳しくは公式サイト から確認可能
- アメニティ:レストラン、カフェ、バー、シアター、キッズスペース、無料Wi-Fi、展望デッキ
- 注意点:悪天候時は運航が遅延・キャンセルになる場合あり
- 所要時間:3時間半
- 公式サイト:Interislander
その他 ウェリントンおすすめスポット
Cable Car Museum(ケーブルカー博物館)

ウェリントンの名物・ケーブルカーの歴史を知ることができる小さな博物館。
実際に使われていた車両が展示されており、100年以上の歴史を誇る交通手段の進化を間近に感じられます。
入館無料なので、ケーブルカーで山頂に到着したら気軽に立ち寄れるスポットです。
- 所在地:1A Upland Road, Kelburn, Wellington
- おすすめポイント:歴史的なケーブルカー展示、写真撮影に最適スポット
- 費用:無料
- 所要時間:20〜30分
- 注意事項:ケーブルカー自体の利用は有料(片道約NZ$6)
- 公式サイト:Cable Car Museum
Wellington Botanic Garden(ウェリントン植物園)

こちらはケーブルカー山頂からすぐアクセスできる広大な植物園です。
150年の歴史をもち、四季折々の花や植物が咲き誇り、バラ園や温室も見どころです。
また丘の上からは街並みと港を一望でき、のんびり散策やピクニックにも最適です。
- 所在地:101 Glenmore Street, Kelburn, Wellington 6012, New Zealand
- 特徴・おすすめポイント:150年の歴史を誇り、ニュージーランド王立園芸協会より「国家的意義のある庭園」として、また歴史的遺産トラストより重要な遺産地域として認定されています。
- 料金:入園無料
- 所要時間:1〜2時間(散策コースによる)
- 公式サイト:Wellington Batanic Garden
Craft Beer Capital Trail (クラフトビール キャピタル トレイル)

ウェリントンはCraft Beer Capital of New Zealandとも称され、豊富な醸造所や専門バーが密集するクラフトビール天国です。
この「クラフトビール キャピタル トレイル」は、自分のペースで街中のバーや醸造所を巡るセルフガイド型のビール散策ルート・スタンプラリーです。
公式マップ(エリアに分かれていて、歩きやすいルート設計)が用意されており、全部で34軒のバー、醸造所、ビール専門店などが参加している本格的なスタンプラリーです。訪れた場所でビールや食べ物を購入することで以下の公式マップ裏側に用意されたシートにスタンプを集め、提出することで記念品をもらえる仕組みです。

- 所在地:ウェリントン市内34か所のバー、醸造所、ビール専門店を巡る
- 特徴・おすすめポイント:スタンプを集めて記念品をゲット!
- 所要時間:半日〜
- 公式サイト:Wellington Craft Beer Capital
Cuba Street & Hannahs Laneway

ウェリントンの中心にある「Cuba Street」は、カラフルで活気あるストリート。カフェ、古着屋、雑貨店、ライブハウスなどが立ち並び、アートと音楽が融合した独特のカルチャーが楽しめます。通りにある「Bucket Fountain(バケツの噴水)」は有名な撮影スポット。散歩するだけでもワクワクする通りです。
またそのすぐそばにはウェリントンの「食の路地裏」と呼ばれるグルメスポット「Hannahs Laneway」が。クラフトチョコレート作りが体験できる「Wellington Chocolate Factory 」や、地元で人気のクラフトビールバー「Golding’s Free Dive 」などが並び、小さな路地に美味しい体験がぎゅっと詰まっています。観光で立ち寄るなら、気軽に食べ歩きやクラフトビールの一杯がおすすめです。
- 所在地:Te Aro, Wellington 6011, New Zealand
- 特徴・おすすめポイント:
- Cuba Street:カフェ文化、ストリートアート、Bucket Fountain
- Hannahs Laneway:クラフトチョコ・クラフトビール・アート感あふれる小路
- 所要時間:1時間〜
Weta Cave & Workshop

映画『ロード・オブ・ザ・リング』や『ホビット』で有名な特殊効果会社「Weta Workshop」の拠点。
併設の「Weta Cave」では撮影で使われた小道具や模型を見学でき、ショップでグッズ購入も可能。
ツアーに参加すれば、実際のプロップ製作現場や舞台裏の解説を間近で体験できます。映画ファンには必見のスポットです。
- 所在地:21 Camperdown Road, Miramar, Wellington 6022, New Zealand
- ウェリントン中心地から車で約20分
- 特徴・おすすめポイント:
- 実際に映画で使用された小道具や衣装を間近で見られる。
- プロップ制作や特殊効果の舞台裏を解説付きで楽しめるスタジオツアー。
- 注意点:ツアーは事前予約がおすすめ
- その他:バーチャル空間での特殊効果などが体験できるWeta Workshopがオークランドにもあります。
- 所要時間:Weta Cave 約30分、ツアーは1〜2時間
- 公式サイト:Weta Cave & Workshop
野生のKiwiが見れる⁉︎ 「Zealandia」

「世界初の都市型エコサンクチュアリ」と呼ばれる、自然と野生動物を守る保護区。
広大な谷をフェンスで囲み、外来種を排除することで、ニュージーランド固有の鳥や爬虫類が安心して暮らせる環境を実現しています。街からわずか10分とは思えないほどの大自然を満喫できます。
また、4〜9月の週末のみナイトツアーを開催していて、80%ほどの確率で野生のKiwiを観察できます。
- 所在地:53 Waiapu Road, Karori, Wellington
- ウェリントン中心地から車で10〜15分
- ケーブルカー頂上からシャトルバス、または徒歩30分
- 特徴・おすすめポイント:
- 整備されたトレイルを歩きながら、森林浴とNZ固有の珍しい野鳥の観察を楽しめる
- 夜間のナイトツアーでは80%の確率でKiwiに遭遇できる
- 費用:
- 通常入園:大人 $26、子ども $10
- Dayツアー:大人 $70、子ども $35
- ナイトツアー:大人 $68、子ども $34(4〜9月の週末のみ)
- 所要時間:2〜3時間、ナイトツアーは1.5時間
- 公式サイト:Zealandis
宿泊先
Haka House Wellington
個人的おすすめ度:★★★★★

こちらは市内の中心部にあるホステル兼ホテルです。
プライベートルームを利用しましたが一般のホテルと遜色ない快適さでした。大きなシェアキッチンがあり、Te Papa博物館から徒歩10分、スーパー「New World」までも5分ほどと立地も抜群。バックパッカーからカップルまで幅広くおすすめできます。
施設概要
- 部屋タイプ:
- プライベートルーム:
- バストイレ付き:ファミリー・キング・ツイン
- バストイレ共用:キング・ツイン・シングル
- ドームルーム(相部屋)
- バストイレ付き:4人・6人・女性専用4人
- バストイレ共用:2人・4人・6人・8人・女性専用4人
- プライベートルーム:
- アメニティ:
- キッチン
- キッチン2つ・フードストレージ・冷蔵庫・冷凍庫・ダイニングエリア
- エンターテイメント
- 映画ルーム・ビリヤード・テーブルサッカー・ダーツ
- 共用のシャワー・トイレ
- その他
- 洗濯乾燥機・24時間アクセス・フリーWi-Fi・荷物ロッカー
- キッチン
- 駐車場:なし(Te Papa駐車場まで徒歩10分)
- 雰囲気:一般のホテルと遜色なく快適に過ごせる。
- 料金:ドミトリー NZ$40前後〜、プライベートルーム NZ$120前後〜
➡︎ 日程によって大きく異なる。詳しくは公式サイト から
費用
宿泊費
ウェリントンでの宿泊はHaka Houseにてプライベートツインルーム・バストイレ付きを利用しました。
宿泊費は、$121.00/2人 ➡︎ $60.50/1人でした。
予算は$60/1泊だったので、ピッタリ。ホテルも綺麗でコスパ最高なステイでした。
- 費用:$121.00/2人 ➡︎ $60.50/1人
- 滞在先:Haka House Wellington
アクティビティ
ウェリントンでのアクティビティはケーブルカーのみで$12.00でした。
- ケーブルカー:$24.00/2人 ➡︎ $12.00/1人
食費
食事は
- 1日目 ➡︎ サンドイッチ(昼食)、持参したレトルトカレー(夕食)
- 2日目 ➡︎ サンドイッチ(朝食)、コーヒー、マクドナルド(軽食)
加えて、1日目に飲んだクラフトビールが入ります。
- マクドナルド(軽食):$15.90/1人(アプリクーポン使用)
- Flight Coffee Hangar Cafe(コーヒーフライト):$18.00/1人
- ビール: $40.00/1人
➡︎ 合計:$73.90
ガソリン・フェリー
ガソリンはパーマストンノースで満タンにして出発したため、ウェリントンでは給油しませんでした。
ただフェリー代とウェリントンでの駐車料金が別途かかっています。
- フェリー:大人2人+車 = $347.00 ➡︎ $173.50/1人
- 駐車料金:Te Papa駐車場を利用。24時間最大料金 $40 ➡︎ $20/1人
➡︎ 合計金額:$193.50/1人
合計
- 合計金額:$267.40/1人
すべての合計は一人当たり$267.40となりました。
ロトルアのスーパーで購入した食パンやツナ缶、オークランドから持参していたレトルトカレーなどが残っており、食費にはほぼお金がかかりませんでした。
しかし、絶対に避けられないフェリー代がかなり高く、痛い出費でした。
まとめ ウェリントンでの滞在を振り返って
ここまで読んでいただきありがとうございました。
ウェリントンは、首都でありながら自然・文化・食が見事に調和した街で、旅の途中に立ち寄るだけでも強く印象に残ります。
効率よく回れば2泊で主要スポットを楽しめますし、3泊すればさらに深い魅力に触れることができます。
北島から南島へ移動する際のハブとしても必要不可欠なので、旅のルートに組み込みやすいのもポイント。
少し余裕を持って計画すれば、ウェリントンならではの体験がきっと旅のハイライトになるはずです。
ではまた次回の記事でお会いしましょう。
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