ワーホリ仕事探し虎の巻① 【海外式レジュメ/CVとカバーレターとは?】

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「2025年、新しい年のスタート!」

皆さん、あけましておめでとうございます!気づけば2025年。去年はブログの更新が少し滞ってしまいましたが(すみません…)、今年はもっとコンスタントに、そして役立つ情報をお届けしていきたいと思います。どうぞ引き続きよろしくお願いします!

さて、今年最初の記事ですが、こんなテーマで始めたいと思います。

「ワーホリ仕事探し虎の巻:全3部構成でお届け!」

今回は、ワーホリや留学で海外での仕事探しを考えている皆さん、特にレストランやカフェなどのホスピタリティ系職向けに、知っておくと役立つ情報をじっくり解説していきます。

以下のような構成で記事をお届けする予定です。

記事の内容
  1. 「海外式レジュメ/CVとカバーレターとは?」(←これが今回の記事!)
  2. 「仕事が見つかるレジュメ/CVの書き方」
  3. 「実際に仕事を見つけるまでの流れ、面接で聞かれる質問など」


この記事が「海外での仕事探し」に挑戦する人たちの参考になればと思っています。

まずこの第一部では、海外と日本のレジュメの違いや、カバーレターの基本的な構造、さらに具体的なカバーレター例を紹介しています。

特に「カバーレターって何?」という疑問を持っている方には必見です。

この記事でわかること
  • 日本と海外のレジュメ・CVの違い
  • 海外仕事探しに必須!カバーレターとは

日本と海外のレジュメ・CVの違い

まず日本の履歴書ですが、ご存知の通り、日本の履歴書はフォーマットが統一され、手書きが推奨される文化が長らく続いてきました。特に写真の添付生年月日性別の記載が求められるのが特徴的です。

一方で海外の「レジュメ」では、フォーマットに決まりはなく、応募者が自分自身をアピールするために、自由にデザインや情報をカスタマイズすることが一般的です。

また、プライバシー保護の観点から、写真や個人情報(年齢や性別など)の記載は不要です。むしろ、これらを記載すると偏見の原因になると見なされることがあります。

日本と海外で異なる点

日本海外
フォーマット統一されている 個人で自由にデザインを工夫できる
作成方法手書きパソコンで作成
内容顔写真、生年月日、性別など
個人情報の記載が必要
写真や個人情報の記載は不要
重視されるポイント学歴が重視される傾向
(中学や高校まで記載)
職歴やスキルを重視

レジュメとCVは別物?違いと使い分け

履歴書】は英語で【Résumé (レジュメ)】というと習った方は多いのではないでしょうか。

アメリカ、カナダなどでは一般的に履歴書をRésuméと呼ぶのですが、私のいるニュージーランドでは、基本的に【CV(Curriculum Vitae)】と呼ばれます。

「レジュメ」と「CV」は厳密に言うと用途によって異なりますが、一般的にはほぼ同じです。

  • レジュメ1〜2ページに簡潔にまとめられた職務経歴書。仕事の応募に特化して作成。アメリカ、カナダなどでは履歴書をレジュメと呼ぶ。
  • CV:”Curriculum Vitae” 学術的な経歴や資格、研究内容を記載する詳細な文書。本来、アカデミックや医療分野で用いられることが多い。また、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドでは一般的に「履歴書」を「CV」と呼ぶ。

例えば、履歴書を街で配ったりするときに、

「Do you have your CV on you?」

などと聞かれることがありますが、このCVは履歴書を意味しています。

また、ニュージーランドでは、CVのほうがより一般的な印象ですが、Résumé、CVどちらを使っても問題はありません。

カバーレターを書いて、成功率をUP‼︎

カバーレターとは?

まずカバーレター(Cover Letter)とは、応募先企業に送る自己紹介文のようなものでいわば、「自分を直接アピールする手紙」です。日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、海外では履歴書(Resume)と一緒に提出するのが一般的です。

レジュメで伝えきれない応募理由や、自分のスキルがポジションにどう役立つかをアピールするために書きます。

Point

カバーレターは採用担当者に「なぜ自分がその仕事に適しているのか」を具体的に伝える重要なツール

ここでは、カバーレターの基本的な構造や書き方のポイント、そして効果的な例を紹介します。

カバーレターが重要な理由

海外での仕事探しでは、カバーレターはただの「添え状」ではなく、応募者の個性や情熱をアピールする場です。

  • レジュメ/CV:経歴やスキルを簡略に事実ベースで伝える
  • カバーレター:「応募先のポジションにどう活かせるか」、「なぜ自分を採用すべきか」を説明

たとえば、レジュメ/CVに「2年間、レストランのサーバーを経験」としか記載できなくても、カバーレターでは「多忙な環境で、1日に100人以上のお客様を対応し、チームでのスムーズなオペレーションに貢献しました」と具体的に説明できます。

このように、採用担当者に「あなたを採用すべき理由」を直接アピールできるのがカバーレターの強みです。

効果的なカバーレターを書くコツ

基本的なカバーレターの内容は以下の通りです。

  1. 挨拶: 「Dear Hiring Manager,」など丁寧な書き出しを。
  2. 自己紹介と応募理由: 応募ポジションを特定し、その理由を簡潔に述べる。
  3. 具体的なスキルや経験: ポジションに関連する実績を述べ、どのように貢献できるかを伝える。
  4. 締めの言葉: 「Thank you for considering my application. I look forward to hearing from you.」などといった前向きな締めで終える。

カバーレターは1ページ以内で簡潔にまとめるのが基本です。

カバーレターの一例

①氏名・住所・電話番号・メールアドレス
[Full Name]
[Address]
[Phone Number]
[E-mail]
日付
Date/Month/Year

③宛先(相手の名前がわかる場合はDear Mr. ○○など)
Dear Hiring Manager,

④自己紹介と応募経緯
My name is 〇〇 △△, and I am writing to apply for a server/waiter position at Very Good Restaurant as advertised on Indeed. With over 〇〇 years of experience working in fast-paced restaurant environments, I am confident in my ability to contribute positively to both the operations and culture of your team.
【氏名】と申します。このたび、Indeedで拝見したVery Good Restaurantのサーバー/ウェイターの募集に応募させていただきます。スピーディーなレストランで〇〇年以上の経験を積んできたことから、こちらのお店の運営やチーム文化に前向きな貢献ができると確信しています。

⑤自己PR・志望動機
My diverse background in the restaurant industry has equipped me with a wide range of skills, making me a strong candidate for this role. I have held positions as a Dishwasher at a well-known restaurant, a Server at an upscale restaurant, and most recently, a Server at a traditional restaurant for the past a few years in Japan. These varied roles have given me the ability to engage with a broad spectrum of customers and collaborate effectively with colleagues. Additionally, I have developed strong skills in physical endurance, bussing, cash handling, and memorizing menus to provide efficient and attentive service.
これまでの多様なレストラン業界での経験を通じて、幅広いスキルを身に付けてきました。これまでに有名レストランでのディッシュウォッシャー、高級レストランでのサーバー、そして最近では日本の日本の伝統的なレストランで数年間サーバーとして勤務していました。こうした様々な役割を経験したことで、多様なお客様とのコミュニケーションや、同僚と効果的に協力する能力を養うことができました。また、体力、バッシング(片付け)、現金管理、メニューの暗記など、効率的で丁寧なサービスを提供するためのスキルも磨いてきました。

What excites me about this position is the strong connection I feel with Very Good Restaurant. I have visited the restaurant three times as a customer, and each visit was met with a warm, professional atmosphere that made a lasting impression on me. I am eager to join your team and have the opportunity to provide that same welcoming experience to others.
今回このポジションに特に惹かれた理由は、Very Good Restaurantとのつながりを強く感じたからです。客として3回ほど訪れたことがありますが、そのたびに温かくプロフェッショナルな雰囲気で迎えていただき、とても印象に残っています。今度は私がその「おもてなし」をお客様に提供する立場になれることに、大きな魅力を感じています。

⑥感謝のあいさつ
Thank you for considering my application. I believe my experience, skills, and dedication make me an excellent fit for this position. Should you have any questions, feel free to contact me via phone or email. I look forward to the possibility of speaking with you soon.
このたびは私の応募をご検討いただき、誠にありがとうございます。これまでの経験やスキル、そして仕事への情熱が、このポジションに最適であると考えております。ご質問がございましたら、電話またはメールでお気軽にご連絡ください。お話できる機会を心より楽しみにしております。

⑦結びのあいさつ
Sincerely,

⑧氏名、サイン
[Full Name]

次回へ続く

ここまで読んでいただきありがとうございます!海外式レジュメやカバーレターについて、なんとなくイメージが掴めてきたでしょうか?

でも、具体的にどうやってレジュメを書けばいいの?

どんなデザインが採用担当者に刺さるんだろう?

そんな疑問が湧いてきた方も多いはずです。

「次回は、レジュメの書き方をさらに深掘り!」

次の記事、第2部では、「仕事が見つかるレジュメ/CVの書き方」をテーマに、

  • 採用担当者が見ているポイント
  • 具体的なレジュメの書き方
  • Action Verbsを使った具体的なアピール方法


これらについて詳しく解説していきます!実際に書くときに役立つテンプレートや例文も盛りだくさんでお届けしますよ。

海外での仕事探しに欠かせない情報が満載なので、ぜひこちらから引き続きチェックしてください!

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